まずは身近なプラスチックごみを減らすことが、海洋プラスチックごみを減らすことにつながりそうだね。

まずは「3R」からはじめよう

3RはReduce(リデュース)、Reuse(リユース)、Recycle(リサイクル)の3つのRの総称です。
ごみを減らし、限りある地球の資源を守るために、資源を有効的に繰り返し使う社会(循環型社会)を実現するための重要なキーワードとして位置づけられています。
海洋プラスチックごみの問題も、この3Rの視点で、自分たちが身近にできることから取り組んでみることが大切です。

Reduce リデュース … ごみになるものを減らすこと

こんなことに取り組んでみましょう!
  • スーパーなどで食品を小分けにするポリ袋の使用を減らす
  • 食品の保存はふた付き容器を使い、ラップの使用を減らす
  • 原料採取から処分するまでの環境負荷も考慮して、商品を選ぶ

 

Reuse リユース … ものを大切に繰り返し使うこと

こんなことに取り組んでみましょう!
  • マイバッグを定期的に洗濯して、清潔に長く使う
  • マイボトル(水筒)、マイスプーンなどを持参し、使い捨て容器等の使用を減らす
  • 詰め替え用ボトルなど繰り返し使えるものを選ぶ

 

Recycle リサイクル … ごみを原材料として再生利用すること

こんなことに取り組んでみましょう!
  • ごみは所定の場所・時間に、分別して出す
  • 再生プラスチック製品を使用する
  • ごみのポイ捨て、不法投棄はしない
  • 屋外で出たごみは家に持ち帰って処分する
  • 河川敷や海岸の清掃活動に参加する

 

わたしたち一人ひとりが3Rを意識して、プラスチックをかしこく利用する暮らしに変えていきましょう。
それが「プラスチック・スマートなくらし」です。
小さなことでも、まずはできることからトライしてみましょう!

プラスチック製買い物袋の代わりに、
エコバッグ・マイバッグ等を使いましょう

プラスチック製の使い捨てカップの代わりに、
マイボトル等を使いましょう

プラスチック製の使い捨て食器の代わりに、
マイ箸等を携帯し使いましょう

 

自治体・企業・NGOの取り組み

プラスチック・スマートなくらしは個人・消費者と自治体・企業・NGOなどとの連携・協働も重要です。
日本では、自治体・企業などの努力によりプラスチック材料となるのは原油年間使用量の数%(重量%)と比較的低く抑えられており、廃プラスチックの84%は有効利用されています。
さらに、プラスチック・スマートなくらしの実現のために、自治体・企業・NGOなどでは次のような取り組みが進められています。

自治体の取り組み
  • ごみゼロの日(5月30日)や環境月間(6月)での一斉ごみ清掃活動
  • ワンウェイのプラスチックの排出抑制
企業の取り組み
  • リサイクル材を使用した製品、その回収・リサイクル
  • バイオマスプラスチックや紙などの代替素材の利用
NGOの取り組み
  • 海や川のプラスチックごみの回収